Zoomの招待リンクをもらったけれど、アプリをインストールしないと参加できないの?そんなふうに戸惑ったことはありませんか?
実は、Zoomにはアプリを使わずにブラウザからそのまま参加できる方法があるんです。
この方法なら、急な会議や説明会、大切なやりとりでも、面倒な設定なしでスムーズに参加できるのが魅力。
特に、「パソコンやスマホにアプリを入れるのはちょっと不安……」という方や、「とにかく今すぐ入りたい!」という時にはとても便利です。
この記事では、
- ブラウザからZoomに参加する手順
- アプリとの違いや注意点
- よくある不具合やトラブルへの対処法
などを初心者の方にもわかりやすく、やさしい言葉で丁寧に解説していきます。
「Zoomって難しそう」と感じている方こそ、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アプリなしのZoom参加が便利なケースとは?
Zoomといえばアプリを使うイメージがあるかもしれませんが、実はアプリを使わない=ブラウザからの参加が便利なシーンは意外とたくさんあります。
たとえば、アプリのインストールに制限がある環境や、ちょっとだけ参加したいとき、そして初めてZoomを使う方にとっても、ブラウザからの参加はとても心強い選択肢となります。
ここでは、特にアプリなしでの参加が役立つ3つのケースをご紹介します。
アプリがインストールできないとき
職場や学校など、パソコンにアプリを勝手にインストールできない環境では、ブラウザからのZoom参加がとても重宝します。
たとえば、社内のセキュリティが厳しい企業や、公立学校のPCなどは、アプリの追加が禁止されていることも少なくありません。
管理者によって制限がかかっていたり、セキュリティポリシー上アプリの追加ができなかったりする場合でも、ブラウザ参加ならそのままURLをクリックするだけで参加が可能です。
特別なソフトの操作を求められることもなく、画面に表示される案内に従えば自然とZoomミーティングに入れるため、安心して利用できます。
しかも、ブラウザ版でもカメラやマイクを簡単に使えるので、「声が届かない」「映らない」といったトラブルも最小限に抑えられます。
一時的な参加や共有PCで使いたいとき
友人の家のパソコンや、カフェ・図書館などの共有端末で一時的にZoomに入りたいときにも、ブラウザからの参加がとても便利です。
こういった端末では、アプリをインストールして自分のアカウントでログインするのは少し気が引けますよね。
ブラウザからであれば、アカウントにログインせずに参加できるため、個人情報を入力する必要がなく安心です。
また、通話が終わったあとにログアウト作業などをしなくてもよいので、使い終わったらすぐに画面を閉じて終了できるのも大きなメリットです。
「急遽ちょっとだけ参加することになった」「誰かのPCを借りて入ることになった」など、さまざまなシチュエーションでも柔軟に対応できるのが、ブラウザ版Zoomの魅力です。
初めてZoomを使う人・インストールに抵抗がある人
「アプリってなんだか難しそう」「スマホやパソコンに新しいアプリを入れるのはちょっと不安……」という方も多いはずです。
特に、パソコンやスマートフォンの操作に不慣れな方にとっては、アプリのダウンロードやインストールはハードルが高く感じられることもありますよね。
そんなときは、ブラウザでのZoom参加が最初の一歩としてとてもおすすめです。
インストールの手間もなく、説明されるがままにURLをクリックするだけでOKなので、ITにあまり詳しくない方でも安心して使えます。
また、家族や友人にZoomを案内したいときにも、「アプリを入れなくていいよ、そのまま開いて大丈夫だよ」と伝えるだけでスムーズに参加してもらえるでしょう。
Zoomの画面にも日本語のガイドが表示されるので、「これを押してね」と伝えながら進めるだけで、相手にも安心して参加してもらえます。
ブラウザ参加は、使う人にやさしい選択肢として、今後ますます重宝されるはずです。
ブラウザ版Zoomが使える主な環境

「アプリなしでZoomを使える」とはいっても、どんな端末やブラウザでも使えるわけではありません。実際には、使うブラウザやOSの種類によって、Zoomの機能が一部制限される場合もあります。
ここでは、Zoomのブラウザ版に対応している主な環境について、初心者の方にもわかりやすく、丁寧にご紹介していきます。
対応ブラウザ
Zoomのブラウザ版は、主要なWebブラウザで利用できます。中でもGoogle Chromeは最も安定しており、Zoom公式からも推奨されています。
- Google Chrome(推奨)
- Microsoft Edge(常に最新版が好ましい)
- Safari(特にMacユーザー向け)
- Firefox(機能制限がある場合あり)
それぞれのブラウザで多少の違いはあるものの、音声通話やビデオ通話といった基本機能は問題なく使えることがほとんどです。
ただし、以下のような注意点もあります。
- 古いブラウザや、アップデートされていないバージョンでは、Zoomの画面が正しく表示されないことがある
- 一部のブラウザ(特にFirefox)では、画面共有などが制限される可能性がある
- 企業内で使用される特殊なブラウザやセキュリティソフト付きの環境では、Zoomの起動に影響が出ることも
不安な場合は、「Zoom ブラウザ 参加 推奨環境」などのキーワードで検索し、Zoomの公式サポートページを確認するのが安心です。
対応OS
Zoomのブラウザ版は、次のような一般的なパソコンのOS(オペレーティングシステム)に対応しています。
- Windows 10 / 11(多くのビジネス・学校環境で使用)
- macOS(MacBookなどApple製品を使用している方)
- Chrome OS(Chromebookなど教育現場での使用が多い)
いずれのOSでも、ブラウザが最新バージョンに保たれていることがポイントになります。OS自体が古いと、ブラウザも最新化できず、結果としてZoomが正しく動作しないことも。
また、OSとブラウザの相性によって、Zoomの動作スピードや画面表示の安定性にも差が出ることがあります。パソコンの動作が遅い場合は、他のアプリケーションを閉じておくとZoomがスムーズに動作する可能性も高まります。
スマホブラウザでの利用可否
スマートフォンでもZoomリンクをタップすればブラウザが開きますが、ブラウザ版Zoomはスマホではやや使いにくいのが現状です。
具体的には、
- Safari(iPhone)やChrome(Android)でZoomのリンクを開くと、自動でZoomアプリを起動しようとする
- アプリをインストールしていないと、うまく動作しないことがある
- 無理にブラウザ参加をしようとすると、エラー表示になったり、音声が聞こえなかったりするケースも
とはいえ、どうしてもアプリを入れたくない場合や、アプリの動作がおかしいときに限り、ブラウザでの参加を試すという選択肢もあります。
スマホからのブラウザ参加に関しては、このあと詳しく解説するセクションで、具体的な方法や注意点をお伝えしていきます。興味のある方は、ぜひ続けて読んでみてください。
招待リンクからブラウザで参加する手順【PC編】
Zoomに招待されたとき、多くの場合は「https://zoom.us/〜」という形式のURLリンクが送られてきます。ここでは、そのリンクからアプリを使わずにブラウザで参加する方法を、画面の流れに沿ってわかりやすくご紹介します。
URLをクリックしたあとに表示される画面の見方
まず、Zoomの招待URLをクリックすると、Zoomの公式ページが開きます。
通常、以下のような順番で画面が表示されます。
- 「Zoomを開こうとしています」というポップアップ(アプリが入っていれば)
- その下に「アプリをインストールせずにブラウザから参加」という小さなリンク(文字)が表示される
この「ブラウザから参加する」のリンクがとても重要です。
最初は見落としがちですが、ポップアップの下、もしくは「アプリをお持ちでない場合はこちら」などのリンクをたどると表示されることが多いです。
クリックすると、そのままブラウザ上でZoomミーティングへの接続が始まります。
カメラとマイクの使用許可を求められることがあるので、「許可」ボタンを押すことを忘れずに。
「ブラウザから参加する」が出ないときの対処
Zoomのリンクを開いても、「ブラウザから参加する」という項目が表示されないこともあります。そんなときは、次の方法を試してみてください!
- ページの一番下までスクロールする(リンクが下部にあることも)
- 「アプリをダウンロードできない場合はこちら」などの文字を探す
- アプリが強制的に起動してしまう場合は、URLをコピーしてシークレットウィンドウや別ブラウザで開く
また、Zoomのリンクは一度クリックすると自動的にアプリ起動へ進もうとすることがあるため、事前にZoomアプリをアンインストールする/無効化しておくのも一つの方法です。
どうしても出てこない場合は、主催者に「ブラウザから参加できるように設定されていますか?」と確認してみるのもおすすめです。
Zoomアカウントがなくても参加できる?
結論から言うと、Zoomはアカウントなしでも参加可能です(ホストでない限り)。
招待リンクをクリックしたあと、名前の入力画面が表示されれば、そのまま「ゲスト参加」ができる状態です。
ただし、次のようなケースではサインインを求められることがあります。
- 主催者が「サインインしたユーザーのみ参加可」に設定している場合
- ミーティングが企業アカウント内で制限されている場合
そのようなときは、主催者に「アカウントなしで参加したいのですが、設定を変えてもらえますか?」と伝えるとスムーズです。
アカウントなしでの参加でも、基本的な機能(音声・映像・チャットなど)は問題なく利用できますので、安心して参加してくださいね。
Zoomリンクがうまく開けない原因と対処法

Zoomの招待リンクをクリックしたのに、うまく開けない・つながらないというトラブルもよくあります。ここでは、よくある3つのトラブルとその対処法を紹介します。
インストール画面にループする
リンクをクリックすると、毎回Zoomのアプリインストール画面が表示されてしまい、「ブラウザで開きたいのにループして抜け出せない…」というケースがあります。
このようなときは、以下の方法を試してみてください。
- 「ブラウザから参加する」のリンクを探す(小さな文字で表示されている場合あり)
- シークレットウィンドウで開く(ブラウザのキャッシュが影響している可能性も)
- Zoomアプリを一時的にアンインストールしてみる
特に、パソコンにZoomアプリが入っていると、システムが自動的にアプリを起動しようとしてしまうことがあります。ブラウザから開きたいときは、アプリを閉じた状態で操作するのがおすすめです。
リンクを押しても反応しない/真っ白
リンクをクリックしても何も起こらない、もしくはページが真っ白になる場合は、次のような原因が考えられます。
- ブラウザが古いバージョンのままになっている
- 拡張機能や広告ブロックが干渉している
- ネットワーク接続が不安定または遮断されている
以下の対処法を試してみましょう。
- ブラウザを最新版にアップデートする
- 広告ブロック(AdBlockなど)を一時的にオフにする
- 別のブラウザ(Chrome、Edgeなど)で再度開く
- Wi-Fiではなく、有線LANやスマホのテザリングで試す
それでも改善されない場合は、パソコンの再起動や、Zoom公式サイトからミーティングIDを手入力で参加する方法もあります。
「サポートされていないブラウザ」と出るとき
Zoomを開こうとしたときに、「このブラウザはZoomをサポートしていません」と表示されることもあります。これは、使用しているブラウザがZoomの推奨環境に対応していない場合に起こります。
たとえば、
- 古いバージョンのInternet Explorer
- スマホの標準ブラウザ(特にAndroid端末)
- 独自開発の業務用ブラウザ
このようなときは、次の対応を検討してください。
- Google Chrome、Microsoft Edge、Safariなどの推奨ブラウザで開き直す
- ブラウザのバージョンを最新に更新する
- スマホではなくPCから参加する(特に業務用端末の場合)
Zoomはブラウザの種類に敏感なサービスですので、「何か変だな?」と感じたら、まずはブラウザを変えて試すのがトラブル回避の第一歩です。
サインインしてホストになる手順(ブラウザ利用時)

Zoomで自分がミーティングの主催者(ホスト)になる場合は、事前にアカウントへのサインインが必要です。ここでは、ブラウザを使ってホストとしてZoomミーティングを開始する手順と、注意すべきポイントをまとめてご紹介します。
アカウント作成の有無と注意点
ホストになるためには、Zoomのアカウントが必要です。ゲストとして参加する場合とは違い、アカウントなしではホストとしてミーティングを開くことができません。
アカウント作成は無料で、メールアドレスさえあれば簡単に登録できます。GoogleアカウントやFacebookアカウントでの連携も可能です。
ただし、以下の点には注意してください。
- メール認証を行わないと機能が制限されることがある
- 無料プランでは40分の時間制限がある(3人以上の会議)
- 同時ログイン端末数に制限があるため、他の端末でログイン中の場合は一度ログアウトを
安全に使うためにも、パスワードはしっかり管理し、2段階認証の設定も検討してみましょう。
ホストとしてブラウザから開始する流れ
Zoomにサインインした状態で、次の手順でブラウザからミーティングを開始できます。
- Zoom公式サイト(https://zoom.us)にアクセス
- 右上の「サインイン」からアカウントにログイン
- メニューから「ミーティングを開催する」→「ビデオオン/オフ」などを選択
- アプリを起動するかどうか聞かれた場合は、下部に表示される「ブラウザから参加する」をクリック
ブラウザ版でも、参加者の管理や画面共有、チャットなど、基本的なホスト機能は使用できます。
会議URLやミーティングID/パスコードの共有も、ブラウザ上から簡単にコピー・送信できますので、慣れてしまえばアプリ版とほとんど変わらない感覚で使えます。
アプリ版との違いに注意
ブラウザ版Zoomとアプリ版Zoomでは、ホストとして使える機能にいくつかの違いがあります。特に次の点には注意が必要です。
- ブレイクアウトルームの作成・管理ができない(または限定的)
- 録画機能が使用できないことが多い(クラウド録画のみ対応、または使用不可)
- バーチャル背景が設定できない
また、動作がアプリ版よりやや重くなることもあるため、参加者が多い会議や、細かい操作が必要なイベントではアプリ版の方が快適です。
ただし、ちょっとした打ち合わせや1対1の面談などであれば、ブラウザ版でも十分ホスト業務をこなせます。
利用シーンに応じて、使い分けるのがおすすめです。
Zoomブラウザ版の機能と制限まとめ
ブラウザ版のZoomは、アプリをインストールしなくても使えるという手軽さがありますが、すべての機能がアプリと同じように使えるわけではありません。
ここでは、ブラウザ版で「できること」「できないこと」、そしてアプリ版との違いを表形式でも整理してご紹介します。
ブラウザ版でできること
以下のような基本機能は、ブラウザ版でも問題なく利用できます。
- Zoomミーティングへの参加(URLクリックのみ)
- 音声通話・ビデオ通話(マイク・カメラの使用)
- チャット機能(全体・個別)
- 画面共有(PC画面や特定アプリの共有)
- 参加者リストの確認
- リアクション(挙手・絵文字など)
- 名前の変更
- 簡単なセキュリティ設定(待機室の有無、参加許可など)
個人利用やちょっとした打ち合わせ、1対1の面談などであれば、これらの機能で十分対応できます。
制限されること
一方で、次のような機能はブラウザ版では利用できなかったり、制限があったりします。
- 録画機能(クラウド録画のみ、ローカル録画は不可)
- バーチャル背景の設定(背景ぼかしなども含む)
- ブレイクアウトルームの作成・参加
- ホワイトボード機能
- リモートコントロール(画面操作の受け渡し)
- 詳細な音声設定(ノイズキャンセル、ステレオ音声など)
- Zoom Appsの利用(アプリ内の外部ツール連携など)
これらの機能を必要とする場合は、アプリ版の利用を検討したほうがスムーズです。
アプリ版と比較したときの違い
| 機能 | ブラウザ版(Web) | アプリ版(デスクトップ) |
|---|---|---|
| ミーティング参加 | ○ | ○ |
| 音声・ビデオ通話 | ○ | ○ |
| チャット | ○ | ○ |
| 画面共有 | △(一部制限あり) | ○ |
| 録画機能 | △(クラウドのみ) | ○(ローカル・クラウド) |
| バーチャル背景 | × | ○ |
| ブレイクアウトルーム参加 | △(ホスト不可) | ○ |
| ホワイトボード | × | ○ |
| リモートコントロール | × | ○ |
| Zoomアプリ内統合機能 | × | ○ |
「ブラウザ版でも十分」という場面も多いですが、より細かい設定や高度な操作をしたい場合はアプリ版を選ぶのがベターです。利用目的に合わせて選択しましょう。
Zoomブラウザ版のセキュリティは大丈夫?

「アプリを入れずにZoomに参加する」と聞くと、セキュリティが心配という声もあるかもしれません。
ここでは、Zoomブラウザ版を安心して使うために知っておきたい3つのセキュリティ面のポイントをご紹介します。
通信の暗号化やパスコード保護
Zoomは、ブラウザ版であっても通信は暗号化されています。会議中の音声・映像・チャットのデータは、TLS(Transport Layer Security)を用いた暗号化技術により保護されています。
さらに、ホスト側が設定すれば、以下のような対策も可能です。
- ミーティングパスコードの設定
- ワンクリック参加の無効化(リンクを知っていてもパスコードが必要)
- 入室時の本人確認(名前の確認や承認制)
これらの機能は、ブラウザ版であっても有効に機能するため、不用意に第三者が参加するリスクを抑えることができます。
待機室・参加許可などの機能も利用可能
Zoomには、「待機室(Waiting Room)」機能があり、ホストが参加者を一人ひとり承認してから入室させることができます。
この機能も、ブラウザ版で主催・参加する際に利用可能です。
また、以下のような基本的なセキュリティ管理もブラウザ版で行えます。
- 参加者のミュート・強制退出
- チャットの有効/無効設定
- スクリーン共有の制限(ホストのみ可など)
- 参加者の名前変更の禁止
ブラウザだからといってセキュリティが甘くなることはなく、むしろシンプルでわかりやすい設定が可能です。
ビジネスや授業でも安心して使える?
結論として、ビジネスやオンライン授業でもブラウザ版Zoomは安心して使えます。
特に、以下のようなケースではブラウザ版でも十分対応可能です。
- 少人数の会議や面談
- 講義スタイルの授業(ホスト主導で進行)
- 参加者側がアプリをインストールできない/したくない状況
ただし、録画・ブレイクアウトルーム・共同ホワイトボードなど、グループワークや複雑な進行が必要な場面では、アプリ版の使用が望ましいです。
とはいえ、「セキュリティ面が不安でブラウザはちょっと…」という方も、設定と管理をきちんと行えば、ブラウザ版でも安心して運用可能です。
状況に応じて、アプリ版とブラウザ版を使い分けるのがベストです。
スマホでもブラウザ参加はできる?【iPhone/Android対応】
パソコンが手元にないときや、出先からZoomに参加したいときに便利なのがスマホからの参加です。
では、スマホでもパソコンと同じようにブラウザからZoomに参加できるのでしょうか?
ここでは、iPhoneやAndroidスマホでのブラウザ参加の可否や制限、代替案について詳しく解説します。
スマホブラウザの制限と注意点
結論から言うと、スマホのブラウザ(SafariやChrome)からもZoomの招待リンクを開くことはできますが、動作が不安定だったり、一部機能が正しく動作しないことがあります。
特に注意したいのは以下の点です。
- ブラウザがZoomアプリを強制的に起動しようとする仕様になっている
- 音声やビデオがうまく接続できない場合がある
- 画面共有やチャットなどが正しく表示されないことがある
これらの理由から、Zoom公式としてもスマホでは「アプリの使用」が推奨されています。
アプリなしでの参加はできるのか?
iPhoneやAndroidスマホでどうしてもアプリを使いたくない場合でも、工夫次第でブラウザから参加できることがあります。
以下の方法を試してみてください。
- SafariやChromeでZoomリンクをコピー&ペーストして直接開く
- 「デスクトップ用サイトを表示」に切り替える(各ブラウザの設定から)
- Zoomアプリを一時的にアンインストールしてからリンクを開く
ただし、これらの方法でも画面や音声がうまく機能しない場合があるため、ブラウザからの参加はあくまで応急処置的な使い方として考えたほうが安心です。
スマホで無理なときの代替案
スマホでZoomのブラウザ参加が難しいときは、以下のような方法を検討してみましょう。
- アプリをインストールして使う(無料で利用可)
- パソコンを使える環境に移動する(ネットカフェ・家族のPCなど)
- タブレット(iPadやAndroid)でアプリ利用を試す
- ミーティングのホストに事情を伝えて、電話参加や別日程への変更をお願いする
Zoomはアプリでの利用を前提とした設計になっているため、スマホではアプリを使うのが最もストレスの少ない参加方法です。
どうしてもアプリを入れたくない事情がある場合は、PCからのブラウザ参加のほうがスムーズに対応できます。
Zoomにブラウザ参加できないときの代替策

ブラウザからZoomに参加しようとしても、うまくいかないケースは意外と多いものです。そんなときのために、現実的な代替策をいくつかご紹介します。
企業や学校のPCで制限されている場合
企業や学校のパソコンでは、セキュリティやポリシーによってZoomアプリのインストールができなかったり、ブラウザからの参加が制限されている場合があります。
このような場合には、次の方法を検討してみてください。
- IT管理者にZoomの使用許可を依頼する
- ポータブルブラウザ(USBメモリから起動できるChromeなど)を使用して試す
- 個人所有のノートパソコンやスマホから参加する
- ホストに連絡し、資料だけもらう・録画を共有してもらうなどの対応を依頼する
無理にアクセスしようとするよりも、主催者と連絡を取って柔軟に対応するのが安心で確実です。
スマホのテザリング+アプリを活用する方法
もし自宅のWi-Fi環境や会社のネットワークでZoomが制限されている場合、スマホのテザリング機能を使ってパソコンを一時的にインターネット接続する方法もあります。
テザリングでネットワーク制限を回避できれば、Zoomアプリのダウンロードも可能になり、快適に参加できる可能性が高まります。
手順の例
- スマホでテザリングをオンにする(設定 > インターネット共有)
- パソコンをスマホのWi-Fiに接続する
- Zoomアプリをインストールして参加
※データ通信量が大きくなる場合があるため、通信制限に注意してください。
それでもダメなときの最終手段(事前にURLを開くなど)
どうしても参加できない場合は、以下のような「事前準備」や「別対応」も有効です。
- 会議前にZoomリンクを一度開いてみて、エラーを確認しておく
- ホストに参加不可の旨を伝え、録画URLや議事録の提供をお願いする
- 音声通話での参加を提案する(電話番号がZoomに用意されている場合も)
- 後日参加できる別の日時に振り替えてもらう
ブラウザ参加が理想ではあるものの、目的は「会議に参加すること」や「情報を得ること」です。
技術的に難しい状況では、柔軟な手段を取ることも大切です。
Zoom以外のアプリ不要ビデオ通話ツールの比較
Zoomは非常に便利なオンライン会議ツールですが、環境や制限によってうまく使えない場合もあります。そんなときの選択肢として、アプリ不要で使える他のビデオ通話ツールを検討するのも一つの方法です。
ここでは、代表的な3つのサービスとの違いをご紹介します。
Google Meetとの違い
Google Meet(旧Hangouts Meet)は、Googleアカウントがあればすぐに使える、シンプルで使いやすいビデオ通話ツールです。
【特徴】
- Googleアカウントと連携しているため、GmailやGoogleカレンダーとの連携がスムーズ
- ブラウザだけで参加・主催が可能(インストール不要)
- UIがシンプルで、初心者にも扱いやすい
- 録画や字幕表示など、機能も充実(Google Workspace契約者向け)
【Zoomとの違い】
- 参加人数の上限がやや異なる(無料版は最大100人)
- 細かいホスト管理機能はZoomの方が豊富
- ブレイクアウトルームの操作性はZoomの方が高評価
Microsoft Teamsとの違い
Microsoft Teamsは、ビジネス用途に特化したオンライン会議とチームコラボレーションツールです。
【特徴】
- Microsoft 365と連携して、Word・Excel・OneDriveなどと連携可能
- 社内コミュニケーションと会議が一元化できる
- ブラウザ参加も可能(ただしEdge推奨)
【Zoomとの違い】
- 会議というより「社内チームのためのプラットフォーム」に近い
- 初心者にはやや機能が多く感じる場合も
- 会議リンクの発行や参加方法が少し複雑な印象がある
軽量なWherebyやJitsiの紹介
WherebyやJitsi Meetは、インストール不要で「URLを送るだけ」で簡単に通話が始められる、軽量でカジュアルな通話ツールです。
【Wherebyの特徴】
- ブラウザだけで利用可能(アカウント不要でゲスト参加)
- URLを共有するだけで通話スタート
- 無料版は最大100人(制限あり)、有料プランでカスタマイズ可能
- デザインがシンプルでおしゃれ
【Jitsi Meetの特徴】
- オープンソースの無料ツール
- 登録不要、即通話開始可能
- 画面共有・チャットなど基本機能を備えている
- セキュリティ意識の高いユーザーにも支持されている
これらのツールは、「Zoomに入れない」「とりあえず簡単に話したい」など、スピード重視・手軽さ重視の場面にぴったりです。
用途や相手の状況に応じて、最適なツールを選びましょう。
Zoomを使えない人に説明するコツ(初心者・高齢者向け)
Zoomに慣れていない方、特にご年配の方や機械が苦手な方にZoomの使い方を伝えるときは、やさしく・わかりやすく・丁寧にを心がけることが大切です。
ここでは、初心者にも伝わりやすい説明の工夫や、実際に使えるテンプレートをご紹介します。
簡単な伝え方・用語の言い換え
専門用語やカタカナを避け、できるだけ日常的な言葉で説明するのがポイントです。
| よくある言葉 | わかりやすい言い換え |
|---|---|
| ミーティング | お話する時間/ビデオ通話 |
| URL・リンク | 青い文字のところを押してください |
| マイク | 声が聞こえるようにする機能 |
| カメラ | お顔が映る機能 |
| 画面共有 | 今見ている画面を一緒に見せること |
話しながら、「一緒にやってみましょう」と誘導するとスムーズです。
電話・メール・LINEで教えるテンプレート
Zoomの招待リンクを送るときの文例(LINEやメール)
こんにちは!
〇月〇日の△△時から、ビデオ通話でお話できたらと思います。
こちらの青い文字をクリックすると、通話が始まります:
![]()
Video Conferencing, Web Conferencing, Webinars, Screen SharingZoom is the leader in modern enterprise video communications, with an easy, reliable cloud platform for video and audio ...
名前を入力して「参加」ボタンを押してください。
カメラとマイクの使用を聞かれたら「許可する」を押してくださいね。
ご不明な点があれば、気軽にご連絡ください^^
電話で案内するコツ
- 「焦らなくて大丈夫ですよ〜」と安心感を与える
- ゆっくり、短く区切って話す
- 相手の画面の状況をこまめに確認しながら進める
事前テストをお願いするときの伝え方
初めてZoomを使う方には、当日ではなく前日や当日の少し前にテスト参加してもらうのがおすすめです。
以下のような言い回しが親切です。
「本番前に一度つながる練習をしてみませんか?カメラやマイクがちゃんと使えるか、確認しておくと安心ですよ♪」
「今日のうちに一度開いてみて、うまくいくかだけ見てみませんか?もし何かあれば今のうちに解決できます^^」
トラブルを事前に防ぐだけでなく、相手の不安もやわらげることができます。
よくある質問(Q&Aで一問一答)

Zoomについてよく寄せられる質問を、初心者の方向けにわかりやすくまとめました。困ったときや説明する際の参考にもどうぞ。
Q. Zoomのアカウントがないと参加できませんか?
A. アカウントがなくても参加できます。
Zoomのミーティングに招待された場合、多くは「名前を入力するだけ」で参加できる設定になっています。サインイン不要でゲスト参加が可能です。
ただし、ミーティングの主催者が「Zoomアカウントのある人だけに制限」している場合は、ログインが必要になることも。その場合は、主催者に相談して設定を変えてもらうか、アカウントを無料で作成しましょう。
Q. アプリが入っていると自動で開いてしまうのですが?
A. はい、Zoomアプリがインストールされていると、自動的にアプリが起動します。
ブラウザで開きたい場合は、以下の方法を試してみてください。
- Zoomリンクを右クリックして「新しいシークレットウィンドウで開く」
- アプリを一時的にアンインストールする
- 「ブラウザから参加する」の文字を探してクリックする
特に「ブラウザから参加する」のリンクは、小さく表示されることがあるので、ページの下部までよく確認してみてください。
Q. Zoomに入れないときどうすればいい?
A. まずはエラーメッセージを確認し、状況に応じて次の対処法を試しましょう。
- ブラウザを変えてみる(ChromeやEdgeがおすすめ)
- インターネット接続を確認する(Wi-Fiやテザリング)
- リンクをコピーして直接ブラウザに貼り付けてみる
- アプリの再インストールや再起動を試す
それでも解決しない場合は、主催者に連絡して、別の参加手段(録画URLの共有や電話参加など)を相談してみましょう。
まとめ|ブラウザ版Zoomを知っていればもっと気軽に参加できる
Zoomは「アプリをインストールしないと使えない」と思われがちですが、実はブラウザだけでも参加・開催ができる、とても柔軟なオンライン会議ツールです。
パソコンやスマホの状況に応じて、インストール不要でアクセスできるのは、ちょっとした通話や説明会、打ち合わせなどにとても便利。
特に、初めて使う方やITが苦手な方、高齢者にも「URLをクリックするだけ」で使えるという安心感は大きな魅力です。
もちろん、アプリ版と比べると制限がある場面もありますが、機能の違いや代替策を知っておけば、困ったときにも落ち着いて対応できます。
今回の記事が、あなたやまわりの方がZoomをもっと気軽に使えるきっかけになれば幸いです。
「難しそう」「無理かも」と思っていた方にも、ぜひ一度、ブラウザ版Zoomを試してみてくださいね。


